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完結編 #24 「夏への扉」

第24話 「夏への扉」
は、関東圏では2012年11月19日の深夜(ていうか朝方に近い深夜)に、24話と同時放送された。
個人的なメモも兼ねて、気になる点等々を挙げておく。そんな訳なので、見てない人には流れがよく分からない表現や文章ですが、自分に向けてのメモ的要素が強いので御了承の程を。

いや、あのね、親子愛というテーマに視点を中力すれば素敵な作品なんだよ。
正直感動したっす。
ただ、ここに至る過程で、24話の構成のバランスには問題があるんじゃないのかなと。
うだうだ言ってても仕方無いので、やるわ。


  24話 A-PART
◯ 23話からの続きのシーンから始まる。
レントンの口から語られる言葉から、伏線の回収が行われていく。

[人間原理]に関しては、ググると色々出てくるので詳細を知りたい方は調べてみて下さい。
個人的には、科学と哲学を跨った言葉・理論だと思うので、こういった作品制作においては説得力やスパイス的な意味合いとして効果を発揮すると感じる。
こんな感じで簡単に触れておくのは、演出的に正解かなと。
(これって京田成分だよね、多分。)


  ~スカブが宇宙を平行移動する原理と、理由、現状の説明と、これまでの経緯を考える~
いや、原理なんて言ってもアニメなんで、そこは「わーい」って言って楽しんでおくのが吉だと思います。

その前に、作品世界のルールを以下に。
スカブの光の柱の中へ入ると、「AO」世界の過去~未来へと移動出来る。
(ポールライトも同様の働きをする様子。)

クオーツを使用したスカブコーラルは、平行宇宙へと移動出来る。

これが、作品世界でのルールだと思われる。多分。


「交響詩篇」50話において、スカブコーラルはクダンの限界を避ける為に、人類とスカブの半数を載せ(融合し)て違う宇宙(平行宇宙)へと旅立ちます。
その為に創りだしたのがクオーツであり、これをエネルギー機関(?)として宇宙をジャンプするという事らしい。
(「ポケ虹」の宇宙へも行った訳だ。)


スカブコーラルは平行宇宙の一つである「AO」の宇宙へ辿り着く。
西暦1万2006年という表記あり。


このスカブに対して抗体とも呼べるであろうシークレットが発生。
スカブを放っておくと「AO」の宇宙のバランスが崩れる可能性があるので、スカブコーラルの撃退を開始。
(人体で言えば白血球みたいなもんだね。)


とは言えスカブだって死ぬのは嫌なので、シークレットから逃げる為に「AO」世界の地球の過去へとジャンプを繰り返す。
その穴を通ってシークレットもスカブを追う。
(はた迷惑なw)


シークレットはスカブを破壊する際に、融合爆裂を起こす。
これは「AO」世界の各時代においての環境・生物に対して被害を与える結果に。

これにより、「AO」世界の地球ではスカブバースト発生による被害を被る歴史が始まった。


一方、「交響詩篇」の世界ではレンレカがスカブコーラルの消失現象を調べていた。
(13話でエウレカから説明されている。)

廃船処理をした月光号を使用するつもりが、エウレカとSpec2も巻き込まれてしまい、「AO」宇宙へと移動してしまう。
そこで将来出産予定の息子のアオに出会う。
(これが12話。しかし、何故にSpec2があるのか謎である。)


エウレカは14話で光の柱の中へ入り、「AO」世界の地球の未来へと移動。
(24話終盤で描写されている。
この時のビジュアルから考えると、「交響詩篇」の世界ではなく「AO」世界の未来と考えられる。)

ここで少し疑問。
「交響詩篇」の世界でスカブ消失現象を調べていた後に、「AO」世界の未来へ移動した時に出る セリフが何故「帰ってきた」なのか?
色々考えたけど、13話で説明されていた消失現象の調査は、「交響詩篇」の世界ではなく「AO」世界での事であるのか?
分からん。


14話で元居た世界に戻ったエウレカは女児を出産するも、コーラリアンと人の細胞が拒絶しあい、珊瑚の様になってしまい死亡。
その原因はトラパー濃度が高い事にあるらしい。
(女児を埋葬するシーンにおいて無数のノースポールライトが見える点から、どうやらここは「AO」世界の未来であるらしい事が分かる。)


その後、エウレカ妊娠。
これがアオ。
(もう、好きなんだから。)


「AO」世界の地球でスカブが出現した事により由々しき自体を引き起こしている事を知ったレンレカは、自分達の責任を痛感した模様。
アオの事も考えて「AO」世界の未来でスカブ殲滅行動に入る。
(ちなみに、これが西暦1万2006年の出来事なのかは、明記されていないので不明。)

しかも、シークレットはレントンとエウレカに対しても危険という認識を持ち始め、レンレカに対しても攻撃を開始。
(1話でシークレットがニルヴァーシュに反応した理由にも繋がるかと。)

同族を殺す行為をさせたくないので、レントンはエウレカとSpec2を光の柱の中へ入れて別の時間へと移動させる。
(少しでもトラパー濃度の低い場所へという希望を託す。)


エウレカは「AO」世界の西暦2012年4月12日、沖縄上空へと移動。
沖縄駐留の連合軍に追跡されるが、Spec2の機転でエウレカだけ磐戸島へ落下。

Spec2は連合軍に回収されるも、エウレカはフカイ・トシオに匿われ、アオを出産。

その3年後の西暦2015年の沖縄において、スカブ出現。
それを追ってシークレットが出現し、エウレカはスカブバーストを避ける為に巨大クオーツを伴って別の場所へと飛ぶ。アオを残して。


一方、未来に残ったレントンはスカブ殲滅行動と、シークレットとの戦闘を繰り返していたのではないかと思われる。
が、奮闘虚しくスカブバーストの甚大な被害を被り、「AO」世界の西暦10021年に地球上の人類は全滅したらしい。
(これが22話のエピローグ部分。)


「AO」世界の未来となる西暦10021年、クオーツガン(エウレカも関与?)の力により7つの光の柱が出現。
レントンはエウレカが呼んでいると感じ、光の柱へ突入。
(この時描写されるが、月にハートマークが無い。
ここは「AO」世界の未来である事の示唆。)

23話、レントンは「AO」世界の西暦2025年に移動。
アオと幻・エウレカに出会う。
(1度クオーツガンを撃って書き換わった世界なので、西暦2025年でない可能性もあるんだよね。)

  ~スカブが宇宙を平行移動する原理と、理由、現状の説明と、これまでの経緯を考える・終了。~


と、以上がレントンの説明をまとめた物。
上記から分かるのは、どうやら22話のエピローグにあった未来の地球は、「交響詩篇」の宇宙ではなく「AO」の世界の未来であった訳だ。
だから22話のエピローグでの月に、ハートマークが無い。
という事は、「交響詩篇」の時代から差し引いてレントンの年齢を割り出したけど、あれ間違ってるかもしれないんだ。
もっと上なの?w
だから藤原啓治さんなの?w

また、レンレカがどうやって「AO」世界へと移動してきたのかは、描写されていないので謎である。

あと、SpecV3が何者なのか、ここにヒントがありそうだな。
何らかの形で、Spec3が進化、どこかで再会したとかなのか?
ん?じゃあホーミングレーザー装備のSpec2って、何よ?あれ?む~。
「ポケ虹」のSpecVが関係してるのか? あ~ん・・・・・あ?



ちょっと長くなってしまったけど、元に戻る。
レントンが言うには、エウレカは自分自身をクオーツ化して、10年前のあの日に巨大なクオーツをどこかへ誘導したらしい。
その時に願望した時と場所はここでは無いどこかであった為に、エウレカはどこにも辿りつけず実体化も出来ないままであるらしい。
(レントンなりに色々模索したとは思われるが、この後レントンはエウレカは救う事を諦め世界を元に戻す選択をする。
それを正そうとするアオとの対立が、「AO」の物語を締める為の構図になっている。)

レベッカの報告によると、クオーツガンは事象に与える影響度が高まっているとある。
(強力になっている?で、ラストのあれに繋がる?)

レントンに対してクオーツガンを説明するイビチャと、その後のアオのセリフから分かるのは、レントンが探していた物は世界を変革する能力を有する物であり、クオーツガンとハッキリ認識はしていなかった事であろうと推察される。


◯ ここでメインタイトル「エウレカセブンAO」


◯ シーン変わって、レントンとアオは磐戸島のフカイ・トシオを尋ねる。
ここで来ましたサッカー。
(ちょっと嬉しい。)


◯ シーン変わって、ハンナママとイビチャはレントンに対しての見解を交換し合っている。
コーヒーを運ぶレベッカが、なんか可愛い。


◯ シーン変わって、磐戸島にカメラは戻る。
12話で月光号とSpec2とエウレカが「AO」世界に現われ、その後エウレカが帰還。
「AO」世界の地球の過去に、スカブがジャンプしている事をエウレカから教えられるレントン。

ここで、西暦1万2006年と表記された地球にスカブが現れ、それをシークレットが排除するというシーンが入る。
月にはハートマークが無い事から、ここは「交響詩篇」の地球ではない事が示唆されている。
レントンのセリフ、「(スカブは)この星の過去へと移動を願望した」と重ねられるので、恐らく「AO」世界の未来の地球であろう。
(このシーンの、シークレットと融合爆裂のエフェクト作画が凄い。
多分、橋本敬史さんではないかと予想。
光る輪(穴?)からコンパス型のシークレットが出て、飛行速度を上げる際にコンパスをすぼめたり、火花の表現が丸っこい感じが凄い好き。)

シークレットはスカブだけでなく、レンレカも敵視して攻撃を仕掛けてきたそうで、スカブ殲滅と対シークレット戦まで強いられる事に。

レントンは、Spec2とエウレカを光の柱の中へ入れ、別の時間へと移動させる。
一人未来の地球に残って、レントンはスカブ殲滅行動を続ける事に。
「交響詩篇」の世界でスカブを守って戦ったレンレカは、スカブが平行宇宙の別の地球に被害をもたらしている事実に責任を感じているので、「AO」世界のスカブを殲滅する事を決めた。
もう一つ大事な理由があるが、それは後で分かる事になる。

ここまでで、レントンの過去(未来?)回想話しは終了。

ボールをアオに向けて勢いよく蹴るレントンは、ちょっと大人げない。

「俺は帰る。1万2000年先の未来へ」と、レントンはアオに対して別れを告げ、何かを決心した模様。
SpecV3に乗り込みクオーツガンを持ち、飛び立ってしまう。
(帰った未来の先で「交響詩篇」の世界へ戻れるのかは、先述したが不明。
それとも、「交響詩篇」世界の1万2000年先の未来という意味で言った言葉なのだろうか。)

アオはフカイ・トシオから、姉の事を聞かされた模様。
それを聞いてアオも決心を固めたのだろうか。


◯ アイキャッチ。
サブタイはなし。


  B-PART
◯ 海上を飛ぶSpecV3を追うニルヴァーシュ。
(波のエフェクトカッコイイ・・・・凄い。)

ニルヴァーシュが上下に振動しながら迫り来るカットは、CGと相性の良い印象だが、手描きでやろうとするその心意気に惚れる。

レントンはクオーツガンを使用して、「AO」世界の地球に現われた最初のスカブを撃ち、この世界でスカブが現われた事象を無くしたい模様。
しかし、クオーツガンの残存量は1発分しかない。
アオは、母とナルを救う為にも、ここでレントンを止める必要があるのだ。

  ~完結編に見るメカ戦の作画・エフェクトが凄い 3~
SpecV3とニルヴァーシュの空中戦が、とにかく凄い。
波のエフェクト、上昇して立て回転ロールで折り返す際の衝撃波、煙エフェクト、ニルヴァーシュのミサイル発射シーンは「マクロスプラス」を彷彿とさせる、ビットとミサイルのサーカスシーンではカメラが追尾して動く動く。
クオーツガンが海上で跳ねる描写もたまらん。
クオーツガンで言えば、跳ねた後に上昇するのだけど、その時の造形と表面に照らしだされたハイライトが下方へ流れている描写もたまりませんな。

その後、ビットの追尾をかわす為に機体を縦にして急上昇するニルヴァーシュは、「マクロスゼロ」をヒントにしてるのかもだけど、カメラが合わせて動いていくこのカットは手描きですよ。
このカットはまだ終わらなくて、ニルヴァーシュはボードを切り離してロボット形態に変形。
両手に銃を持ち、空中を舞いながらビットを破壊。
その背後からボードが流れてきて、着地。
リフをしながらビットを落としていくのだけど、縦横無尽に回転しつつの動きが凄い。

メカ作画として、今はなかなか見られないですよ、こんなの。
という訳で、これを堪能するだけでもパッケージを購入しても良い位。
いや、素晴らしいものをありがとうございます。
お疲れ様でした。

~完結編に見るメカ戦の作画・エフェクトが凄い 3・終了~

苦戦するアオに、アーキタイプに変化したトゥルースが声を掛けてくる。
その直後に超絶マニューバでビットを次々に撃破していくニルヴァーシュ。

モニターには[TRUTH]と表示され、ローディングが行われている模様。
下には[N.T.M]の表示が見れる。
2発目のクオーツガン発射後のこの世界では、トゥルースはずっとニルヴァーシュの中に居たらしい。
結果論かもしれないが、アオによってトゥルースという存在が救われたという描写であり、ここでもアオという特異点的な存在価値は高まっている。
願わくば、これがアオにとっても救いの一手でありますように。
(が!、正直な所を言えば、アオの素の部分は5話以降でもう少し描けなかったものかと思えなくもない。
一見するとただのお利行さんに見えてしまうと思えるのが残念である。)

また、このトゥルースの中の人が井上和彦さんが演じられていて、ムック本の京田監督のインタビューで「蒼き流星SPTレイズナー」に関して触れられていた件はコレだったのかと思い至った次第。
(若い人で「レイズナー」を知らない人がいたら、一度は観ておく事をオススメします。
絵柄は古いですが、ドッシリとした物語が構成されている傑作です。
最終回はOVAで発売されたので、そちらも合わせてどうぞ。
吉田徹さんのメカ作画も凄かったです。)

レントンのセリフ。
「アーキタイプのあるニルヴァーシュは1台で良い!オリジナルさえあれば良いんだ!」
これがよく理解出来ていません。
誰か教えてケロ。

ここから、アオと父母の愛情を巡る演出が繰り広げられるのだが、これがなかなかに良い。
ていうか素晴らしい。
これをもっとメインに据えて、物語を展開出来なかったものか・・・・
(この辺りの考察は、後述します。)

第一子を埋葬するシーンは、ビジュアルから考えて「AO」世界の未来である事が示唆されている。

父母の愛を知ったアオはレントンにお礼を言いつつ、それでも尚、スカブを無くす事に異を唱える。
そんなアオの言葉を聞いて、いてもたってもいられなくなったフレアは、自分の父との間にあった摩擦や与えられた愛情を思い起こしていたのだろうか。

ナルの件やスカブコーラルと共生している人達の事をレントンに話すアオ。
スカブを消滅させた場合は、スカブと一緒にその人達の存在が消えてしまう可能性があると答えるレントン。
(病院には4話で初登場した沖縄の青年・マスミも居て、近くにはあの姉の姿も見える。)

レントンはアオを守る為、スカブが引き起こしたスカブバーストを消し去る為に必死に戦ったのだろう。
アオはそれを理解し受け入れた上で、自分のこれまでの人生を受け止めて、救いたい人の為に過去へ飛ぶ。

フレアとアオの会話から「虹」(正確に言うとカバーでした。)が流れた時は本当に泣きそうになった。
ここの会話は本来なら感動するシーンなのだろうが、やはりこれまでの人物描写が弱い為に、いまいちな印象。
あ~、もったいないわ~。

フレアの強い感情に答えるかのように光るサードエンジン。
(特に意味は無いと思われる。)

沖縄のポールライト(2発目で出現した物)の中へ消える、ニルヴァーシュとSpecV3。


◯ シーン変わって、「知的生物の願望が、クオーツを共振させる」と、トゥルースがアオへ助言を与える。
アオはクオーツに意思を伝達し、10年前の沖縄へ飛ぶ。


◯ シーン変わって、沖縄のスカブでは今まさにクオーツを抱えてエウレカが飛ぼうとしていた。
その背後に立ちふさがるニルヴァーシュは、アオが出現した事により形を変化させる。
ここから親子3人の触れ合いがあると同時に、別れのシーンとなる。
(ここのシーン、エウレカの作画はひと通り吉田さんの修正が入っていると思われる。)

アオとエウレカの会話の中で、14話でエウレカを迎えに来たニルヴァーシュ・ネオのライダーが誰なのかが判明する。
自分的にはレントン以外あり得ないと思っていたが、これはアオであった。

  ~ここから14話の回想~
光の柱の中でのアオとの会話が終わると、エウレカは「AO」世界の未来へと帰還。
空を飛ぶ機体は、恐らくSpecV3と思われる。
(多分。)

エウレカを送り届けたと思われるアオとニルヴァーシュ・ネオは、時間の狭間へと消える。

  ~回想終了~

レントンもこの場へ現れ、親子3人で最後の一時。
アオは、エウレカとレントンがやろうとする事を止め、二人を元の「交響詩篇」の世界へと帰す事を決めている様子。
「その為に誰かを、何かを犠牲にしなきゃいけない。そんな呪いから自由になってよ。
それが多分、俺が生まれた理由だから」
と言い放つアオは、自己犠牲を厭わない個性を見せる。
父母が自分の為に(だけではないけどね。)してきた事から開放し、その上でスカブと共生している自分や他の人達の人生をそのままにしようという思いは、先のレントンとの戦闘でアオが語っていた。

これを、レントンは止める素振りを見せない。
それは先の戦闘でのやり取りから、アオの覚悟や思いを確認しているからであろう。
24話は、ここに至るまでの演出が巧みで、カタルシスにも繋がるシーンを作り出していると感じる。
(だけど、やはり、もう少しゲネブル内での人間関係とか、ガゼル達との絡みとか、アオの個性を引き立たせる演出があれば良かったのに・・・・と、思わなくはない。
「ユングフラウの花々たち」のような回が1~2あっても問題無いと思う訳です。
メカ、政治、親子愛、家族、世界情勢、その他等々諸々と、色々詰め込み過ぎが原因で、整理しきれていなかったのではないかという思いがしてならない訳です。
この辺り、初期構想制作段階で色々な事情があったようなのですが、後述します。)

SpecV3のコックピットで手を握り合うレンレカは、「ポケ虹」でも描かれていた構図。

親子の一時は終わり、巨大なスカブコーラルを破壊しに数多の人型シークレットが頭上に出現。
足元に転がる巨大クオーツを使ってクオーツガンが変形。
(これが完全形?)

100%の出力でクオーツガンをシークレット群に向けて発射。
その威力は凄まじく、シークレット群は元よりクオーツガン自体も消滅。
ニルヴァーシュ・ネオもボロボロに。
(ここの砲撃エフェクトと効果音から考えるに、これは「イデオン 発動篇」での、最後のイデオンガン発射シーンのオマージュかと思われる。
Twitterで、イデオンイデオン言うてたし。京田監督とか吉田さんが。)


◯ シーン変わって、アオが気付いた場所には地球があり、その地球には海が見えるものの、どうやらスカブに覆われた地表が結構な割合を占める様子。
そして、ハートマークの月があった。
(海がここまで見えるという事は、50話以降で半数のスカブコーラルが飛び立った後の「交響詩篇」の地球なのだね。
あ~、安堵。ホッ。
ホランド達、元気かなぁ。)

SpecV3の姿を確認して、アオは笑顔を見せる。
ボロボロのニルヴァーシュ・ネオは、時間の狭間へと消える。


◯ シーン変わって、沖縄。
ここに出現したスカブが消え去った事で、ナルにスカブが寄生する事は避けられたような示唆が見える。
(「AO」世界からスカブが全て消滅した訳ではなく、この沖縄のスカブは消滅したという描写だと思われる。)


◯ 24話タイトル「夏への扉」
元ネタは楽曲の方らしい。
「夏への扉」というSF小説もあるのだけど、京田監督のTwitterを拝見する限りでは、これは元ネタの元ネタと言っているので、24話タイトルの元ネタは山下達郎の「夏への扉」なのだと思われる。


◯ シーン変わって、西暦2027年6月。
地球上空。
ボロニルの中で、トゥルースの報告を受けるアオ。
日付は、[6月15日]である。

どうやらボロニルは、幾多の時間を彷徨っていたらしい事が、二人の会話から伺える。

この時間に辿り着いたものの、クオーツガンで3回目の世界変化を起こした後の世界である。
これまでの事を考慮すると、アオの事を誰一人知らない事もあり得ると言うトゥルース。
(2回目の世界変化によってアーキタイプになったトゥルースは、「3度世界を変化させた」と言っている。
この事と、21話でマギーがフラッシュバックを起こして以前の記憶を思い起こした事を考えると、アオの存在が世界から抹消される可能性は少ないと思われる。)

この世界でも、日本と沖縄の関係はさして変わらずの様子で、第一回沖日条約会議が行われていた。
会議の中には、日本国外務省 外務事務次官・仲村と、沖縄諸島連合 国務省国務次官・金城二郎の姿が見える。
(ヤマオカ、ハン、ピッポの姿も見える。)

テーブルには、ヨハンソンブック、沖日安全保障条約、戦争放棄憲法の制定の文書があり、トゥルースという存在は居なくなったものの平行世界を知る手がかりは、3度の世界変化が起きたこの世界にも存在していた。
(ここでも、アオの存在が消滅した訳ではないという救いの示唆があると、自分は受け取った。)

アオはこの世界に降り、ここで生きる事を決めた様子。
トゥルースはまだまだ知的探究心が満たされないようで、世界をもっと見たいと言う。
アオとトゥルースの別れである。
(とは言っても、また何処かで会えるかもしれないので、それ程悲しむ事はなかろう。多分。
アオもそう言ってるし。)

リフボードからはトラパーの波が見えるので、スカブコーラルはここにも存在する事が分かる。
(磐戸島にはプラントコーラルらしき物も見える。)

アオの身体の中でコーラリアンの細胞が拒絶反応を示すかどうかは分からないものの、ラストシーンのアオの笑顔が、この後の彼の人生が明るい物であると受け取りたいかな。

青い鳥が3羽飛んでおり、2羽は左右に飛び去り、1羽だけが磐戸島へと降りていく。
これは観る人へとイメージを委ねた演出だと思われる。
(島へ降りていく鳥はアオで、1羽を送り出すような形で左右に分かれて飛んでいく2羽はレンレカというイメージを持ちました、自分は。)


これで24話終了。
「AO」無事(?)完結。


  スタッフに関して
脚本は會川昇さん。

作画監督は、小森高博さん、可児里未さん、山崎秀樹さん。
メカ作画監督は、吉岡毅さん。
キャラクター監修は、織田広之さん、吉田健一さん。
レイアウトに、武半慎吾(たけばしんご)さん。
武半さんは「交響詩篇」、「ポケ虹」にも参加していました。

原画の面子は、これまで参加してきた人達が集まった印象。
その中でも、大塚健さん、橋本敬史さん、中村豊さんの名前は「AO」では初めてお見受けしますね。
ん~、素晴らしい。

動画検査は、23話に続いて岩長幸一さん、亀山郁季さん。
(いやもう、本当に御苦労様です。)

絵コンテは、村木靖さん、京田監督。
演出は、京田監督でした。


  小ネタに関して
いつも通りTwitter情報から。
Twitterを利用している人からすると要らない情報だと思うんだけど、利用してない人が居てそんな人が万が一にも「AO」に興味を持ってここへ来た場合は、書いておいても損は無いかなと思って記してます。
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完結編放送に合わせて、織田広之さんのツイートを以下に。
「修正入れたものの自分でもまだ完成したもの見ていないので本放送で確認するか...」

「ラストカットは結局自分の絵丸出しな感じになってしまった、、良いのか悪いのかw
山崎さん直原画とのフュージョン」

こういった作画担当カットを知れるTwitter、なんて素晴らしいツールなのでしょう。
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SF考証の堺三保さんのツイートを以下に。
「実際の人間原理や観測理論と、SF的なそれの違いとか説明してたら10分以上かかるんで、會川さんのシナリオ読んで「わかりやすい!」と思ったのを思い出したなうw」
なるほど~。
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完結編放送に関して、京田監督のツイートを以下に。
色々な方から労いのやり取りは割愛しています。
「ありがとうございます。(労いにお礼を伝えている。)
ハーディングがV編会場で見た時よりも強くかかっていて、プチショックでした。」

ちょっとよく分かりませんが、この後のツイートにも掛かる内容でした。

「ソフトでは、もちろんハーディングによるディレイ等の効果が掛かっていない映像が収録されております。もっさりしてしまったサーカスも本来の映像になっております。」
確かにパッケージ版の映像は解像度も上がってたりして、TV放送版とは違っていますね。


以下は、京田監督と、吉田健一さんと、會川昇さんのやり取りです。
労いの言葉の掛け合いが事前にありましたが、そこは割愛しています。
吉田 「さあ、リテイクしましょうかw
既にリテイクカット持って帰りましたw」

京田 「早っwww とかいう僕も既にリテイクリストを作成し始めてたりw」
會川 「うわ~頭が下がります!いまはとにかくお疲れ様でした」
この姿勢がプロなんですよね。
見習おう・・・・。
      |
      |
ライターの藤津亮太さんのツイート以下に。
こちらも労いのやり取りは割愛しています。
「いや~、僕含め関係者はこれから某社ムックへ全力体制ですから。こっからがんばりどころです(笑)」
当然購入します。期待してます。


  個人的に思う事
これでどうやら、「AO」は本当に終了のようだ。
残念だと感じる部分があり、満足した部分があり、個人的には少し悲しい面があった作品であった。


  ~残念な事と、満足した事~
ムック本の京田監督のインタビューに、こんな一文がある。
「(前略)「AO」という作品は「本来やりたかったこと」と、「事前に完成していた脚本で起きてしまっていたこと」、さらに「それらを整理しつつ、いまから何ができるか考えたこと」の3つの要素を整理することで、第1クールの内容が決まっていったという部分はあります。」
(この前段階には制作態勢に関しての長い話しが語られているので、興味を持った方は購入をオススメします。)

このインタビューを読むと、色々な都合があって物語のプロットの変更があり、それらを整理する為にも時間が切迫したという経緯が想像出来る。
(あくまでも想像です。)

監督の初期案としては、ナルもゲネブルに参加してこれをアオが守るという構図があったようなので、それらを加味して考えると、24話のラストに至る流れがもっと素晴らしい物になった可能性があったのではないかと、勝手に妄想する次第。
この場合アオの個性も充分に描ける可能性があるしね。
この妄想故に、自分的に「AO」に残念な気持ちを抱いてしまう訳ですよ。


上記した事とは反対に、満足した部分は、やはり人物描写である。
少ない登場ながらもその人物の価値観や考えを反映した描写があったり、一貫した想いを抱いていたり、こういう所は京田監督のストロングポイントの一つであろうと感じる。
(ていうか、自分が好きなのだ。)

以下に挙げる点が京田監督の手腕なのかは分からないけど、自分的に凄いと思った人物描写を書く。
  (1)
8話、ファイサルアラビア共和国を舞台に、アオとフレアの会話が交わされる所。
ここで父への歪んだ感情を発露するフレアだが、彼女自身もその気持ちが変だと言うことは分かっていて、しかしそれでも尚受け入れる事が出来ずに悪意を放出する際の横顔が笑顔という演出。
これは凄いと思った。
その後、父ブランとはすれ違ったままなのだけど、19話で父が命を賭してまでフレアに愛情を与え、それを享受しながらも素直になれなかった事に涙するフレアが、24話でアオに語り掛けるセリフの流れが凄い訳です。
これは素晴らしいと思いました。
(妄想を含んでいるので、上記の演出意図が正しいのかは別です。あくまでも自分の価値観で捉えた感想です。)

  (2)
14話B-PARTでの、病院の屋上で行われるアオとナルの会話。
ここはもう女と少年のやり取りが演出されていて、凄いと思いました。
詳細は14話の記事で書いたけど、ナルは積極的にアオへの感情を表していて、対するアオはそんな事にはさして囚われないという少年っぽさで接している訳です。

そりゃあナルちゃんもキレますがな。
あの年代から10代後半までによく見られる事象であるけど、ああもストレートに表現出来る事にシビレル訳です。


他にも幾つか凄いなぁと思った人物描写はあったけど、特筆して印象深かったのは上記の2点。
いや、素晴らしかったと思います。


  ~アオの描写と、現代社会における道徳観的正義、または義心~
父母の選択をアオが救うという構図の意図。
これに代表されるように、「AO」では、アオが色々な人を助ける為の自己犠牲がテーマの一つであると思われる。

24話でのアオの心情や決心を見れば、その演出は素晴らしい出来だと感じる。

この辺り、今の複雑な時代性の中で正義や義心を描くというテーマを孕んだ、神山監督の「009」にも通じる所もあるなと、感じた次第。
(トークショーがあったので、先日「009」をついでに観てきた。
予想以上にCGキャラが良く、新しい試みは成功していると感じた。
「APPLESEED」に違和感を感じた自分は、セルルックで手付けの動きを取り入れた「009」に好感を持った次第。
ていうか、フランソワーズがエロいよ! なんだあれ。
しかも、CGアニメーターによる個性があって、作画的な個性の表現が見られたのは素晴らしいと思ったよ。
特に、終盤のイージス艦でのフランソワーズが良かった。)

神山監督が言う、ノーランの「ダークナイト ライジング」も同じテーマであるというのは、自分はまだ未見なので付記だけに留めておく。

この辺り、時代性を作品世界に取り込む作家ならではの感性が影響しているのか、制作現場に居ない身には分かりかねるのだけど、なんとも不思議な共通項を見た思い。


  ~吉田健一さんがアニメ制作作業に参加してくれた事~
当初、キーキャラクターデザインという役職でしか参加されないと聞き、とても残念な気持ちになりました。
ですが、制作状況を見かねたのか、作画作業に携わる事になります。
そして13話での、あのエウレカの作画をもう一度モニターで観れた喜びは、個人的に至福でした。
また、吉田さんの個人サイトではイラストが掲載され、暴れるアネモネが最高に楽しかったです。
いや、これはもう本当にありがたい気持ちで一杯です。
ありがとうございます。


  ~総括~
自分の中では、「交響詩篇」、「ポケ虹」、次いで「AO」の順に、好きな気持ちが大きいと感じた。
先述した通り、制作初期のつまづき(と言っても問題無いのかなぁ?)が無ければ、もっと違った形の「AO」が出来た可能性があり、それはとても残念だという気持ちで一杯な訳です。
とは言っても、出来たフィルムが全てで、京田監督もそうとしか言わないでしょう。きっと。
ベストを尽くした、出しきれる所までは全力を尽くしたという様子がTwitterからの情報では見て取れるので、これはもう仕方無いのだと思う訳です。

次回作は、違う脚本家で見たいかも・・・・・・
おしまい。

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